『依存症と回復、そして資本主義~暴走する社会で〈希望のステップ〉を踏み続ける~ (光文社新書)』
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薬物やアルコールの「依存症」は、「意志の弱さのせい」ととらえられがちだ。現代の資本主義社会において「依存をめぐる行動はこの社会の中で必然的に生じる行動パターンのひとつ」と著者は説く。本書では、当事者コミュニティ(薬物依存の回復支援施設「ダルク」、依存症からの回復のための世界規模の共同体「十二ステップ・グループ」)における回復実践をみていきながら、これらが示す人類の新たな共生のあり方を描き出す。
ダルクや十二ステップ・グループなどの当事者グループの実践とベイトソンの思想を架橋する。依存症の背後にある生きづらさに注目することは、現代の息苦しさ全般に目を向けることにつながるだろう。
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